今、気になっていることは「コミックスタジオの線がガクガクになってしまった」ですがこんなニュースがあります。

クリント・イーストウッド監督の『グラン・トリノ』が、2808館に拡大され興行収入2900万ドルという好記録を出し、米興行ランキングのトップに立った。
イーストウッドにとっては、監督・出演作合わせて全国公開のオープニング記録となる。
週末にかけて、興行成績を制するだろうとは予想されていた。
ゴールデングローブ賞からはほとんど無視されてしまったが(ノミネートは作曲賞とオリジナル歌曲賞のみ)、興行的には笑顔を見せられそうだ。
ここ数年のイーストウッドは、ハリウッドでも最も多くの作品を撮ってきた監督の1人だ。
2007年には『父親たちの星条旗』と『硫黄島からの手紙』を監督し、昨年も『グラン・トリノ』と『チェンジリング』を放った。
中でも、最も成功を収めているのが『グラン・トリノ』で、1カ月の限定公開で興収1100万ドルを稼ぎ、すでに累計は4000万ドル。
これは、『ミスティック・リバー』や『グラン・トリノ』と同様、限定公開してから拡大したアカデミー賞作品賞受賞作『ミリオンダラー・ベイビー』よりも高い数字だ。
「商業的にも強い力を発揮するだろうと予測していましたが、口コミで広げるために、批評家に作品を知ってもらう十分な機会をつくりたかったのです」と話すのは、ワーナーの国内配給部ダン・フェルマン部長。
「拡大公開を急ぐこともできましたが、素晴らしい批評や口コミに勝るものはない。
賭けではあったが、報われました」。
また、口コミの勢いと観客層を絞り込んだキャンペーンが成功のきっかけとなり、年輩層に加えて若い観客も足を運んだとも分析している。
イーストウッドが、『ダーティハリー』で演じたハリー・キャラハンにオマージュをささげている『グラン・トリノ』は、驚くほど女性客を集めた。
全体の52%が女性で、40%以上が50歳以上、25%が25歳以下だった。
「クリントにとって、最高の興収を記録する作品になるでしょう」とフェルマン部長は語る。
イーストウッドの監督作で、これまでの最高興収は『許されざる者』の1億120万ドル。
すべての出演作では、『ザ・シークレット・サービス』が1億220万ドルを記録している。
『グラン・トリノ』はどちらも抜き、うまくいけば1億3000万ドル台に達するのではないかと見られている。
北東と中西部の悪天候により10日(土)の興収は急落したが、それでも先週末の興行成績で成功を収めたのは『グラン・トリノ』だけではなかった。
20世紀フォックスのケイト・ハドソン&アン・ハサウェイ共演コメディ“Bride Wars”は、いい意味で予想を裏切る高記録をマーク。
3226館で封切られ興収2150万ドルを出して2位に食い込んだ。
フォックスにとっては、昨年のクリスマスに公開した『マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと』に続くヒット作となった。
Relativity Mediaと米ユニバーサル・ピクチャーズの“The Unborn”は、2357館で驚きの2110万ドルを記録。
このローグ・ピクチャーズ作品は、2005年に1960万ドルを出したライオンズゲートの『ホステル』を抜き、1月に公開された歴代ホラー・ムービーの最高記録を樹立した。
“The Unborn”の成績は、ローグを獲得したRelativityにとってはラッキーな結果に。
先週締結された契約により、ユニバーサルは今後、すべてのローグ作品を配給することになった。
都市伝説をベースとした米ソニー・ピクチャーズの“Not Easily Broken”は、724館で公開され560万ドルを記録。
1館あたりのアベレージは7735ドルだった。
興行成績全体のチケットセールスは、昨年同期比で15%増。
新作の高い数字と、ホリデー・シーズンに公開された旧作の高記録が貢献した。
『マーリー』と米パラマウント・ピクチャーズの『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』は、それぞれ4、5位に入った。
『グラン・トリノ』も“Bride Wars”も、出口調査では最高得点をマークしている。
しかし“Bride Wars”に対する批評家からの反応は、総じて厳しかった。
“Bride Wars”に集まった観客の8割は、予想通り女性。
若い観客が若干多く、リピーターとしての可能性を多く秘めている。
「専門家からの批評よりも、観客の感想の方が影響力が大きいことが分かりました。
批評家は、観客の声をもっと聞いたほうがいいのかもしれませんね」と語るのは、フォックスの配給部門クリス・アーロンソン上級副社長。
男性がNFLのプレイオフに目がくぎ付けになった11日(日)に、好成績をマークしている。
10日は、吹雪の影響で興行成績がダウン。
ニューヨークでは31%、フィラデルフィアでは17%、デトロイトでは23%下がった。
しかしアーロンソン氏は「すべての作品に影響が出ましたが、結果としては素晴らしい週末になりました」と話している。
また、拡大公開された4作品がすべて低予算だったことも、業界関係者にとってはうれしいニュースだ。
『グラン・トリノ』は3300万ドル、“Bride Wars”は3000万ドル、“The Unborn”は1600万ドルで、“Not Easily Broken”は500万ドルだった。
“The Unborn”は、典型的なホラー作品と同じようにPG-13指定で公開。
若い女性客が集まり、観客の75%は25歳以下だった。
フォックスの『マーリー』は、前週から53%ダウンして2478館で1140万ドルを記録。
累計は1億2370万ドルだ。
パラマウントの『ベンジャミン・バトン』も奮闘しており、2947館で950万ドルを稼ぎ累計を9430万ドルにしている。
米ウォルト・ディズニー・ピクチャーズの『ベッドタイム・ストーリー』は、860万ドルを記録し6位にランク・イン。
トム・クルーズ主演の『ワルキューレ』は、前週から53%ダウンして670万ドルを出し、累計を7150万ドルとした。
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